気持ちの解りやすさが家族への優しさ

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日本には「阿(あ)・云(うん)の呼吸」という言葉があります。
長年連れ添った夫婦は、お互いに言葉で言わなくても解り合えるというもの。

 

「相手の気持ちを察する」ことが出来るというのは素晴らしいことですが、一歩間違えると「どうしてわかってくれないの?」と不満を持つきっかけにもなります。

 

言葉に出さなくてもわかってくれるのが当たり前で、わかってくれない時には不満を持つ。
「相手の気持ちを察する」ことが出来るのは、優しさと言えますが、察してもらえなかったからと言って不満を持つことは優しいとは言えません。

 

人間が言葉を使うのは、お互いの気持ちを表現し合うため。伝え合うためです。

 

欧米では伝える力が日本より発達していると言われています。
それは、様々な文化や習慣を身に付けた違う国の人と接する機会が多いからなのでしょう。

 

文化や習慣が違うのが当たり前。だから言葉にして相手に伝える。
伝えることが出来なければ世の中を生きていけないのです。

 

相手に自分の考えを伝えることは、お互いの理解を深めるきっかけになり、それは優しさだと言えます。

 

言葉にせず「どうしてわかってくれないの?」と不満を持つのは、日本文化の特徴なのかもしれません。
「そんなの言わなければ解るはずがない」欧米の方ならそう思うでしょうし、同時に「どうして自分の気持ちを伝えないの?」と疑問を持つのではないでしょうか。

 

「どうやって自分の気持ちを表現し、相手に理解してもらうか」
欧米では子供の時からそのスキルを身に付けようとします。
対して日本は子供の時から「察してもらえた」多くの経験をします。

 

親に何も言わなくてもわかってもらえた…
何も言わなくても友達が、先生がわかってくれた…

 

言葉で自分の気持ちを伝えなくてもわかってもらえた経験が、「言葉にしなくてもわかってくれる」と錯覚してしまっています。

 

しかし、本来、自分の気持ちを言葉で伝えるのは「優しさ」なのです。

 

どんなに親しい間柄であっても、人間は誰の心の中も読み取ることが出来ません。
親子、家族、夫婦であっても、全てを理解し合うのは無理なのです。
ましてや夫婦というのは、育った環境も習慣も違うもの同士が結婚したのです。
「お互いの考えが違って当然」の関係からスタートしているのです。

 

だからこそ、自分の気持ちを言葉で伝えることは、夫(妻)にとってはわかりやすく、取扱安くなります。
これは優しさでもあり、同時に愛しやすさにも繋がります。

 

表現するから、どんなことが好きで何を考え、どんなことに喜んで嬉しいのか。
お互いが解り合えるきっかけになるのは、解りやすく言葉で表現することに他ならないのです。

 

生まれたばかりの赤ちゃんや犬や猫などの動物が愛されるのは素直だからです。
その時々の感情を素直に表現しています。

 

言葉で個性を表現することを苦手とする日本人。
しかし、愛している人には優しく接してみませんか?
あなた自身が解りやすい人でいるということは、愛する人への優しさなのだと思います。

 

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