現在急増中の熟年離婚の真実

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ここ近年、離婚率は上昇し続けていますが、中でも「熟年離婚」の増加は著しいものです。
一般的に20年以上夫婦として連れ添った50歳以上の方の離婚を「熟年離婚」と言います。

 

20年と一口に言いますが、それは短くない時間、人生を共にしてきた伴侶です。
その伴侶との別れを決めるのは、それ相応の理由があるのかもしれません。

 

「熟年離婚」を語る上で特徴的なのは、その多くが妻である女性から離婚を切りだしていることです。しかも、その多くが数年前から離婚を考えていたケース。
つまり長い間我慢を重ね、離婚出来るタイミングを待っていたということ。

 

夫である男性からすれば、突然切り出された妻からの「離婚してください」にショックと戸惑いを隠せないのではないでしょうか。
いや、ショックという一言では片付けられない程の衝撃かもしれません。

 

 

自由を求めて

熟年離婚の特徴は、我慢が蓄積された結果だとお話しました。
例えば夫からのDV、家計を考えない浪費、治らない浮気癖…等、他人からみても「それは離婚したい気持ちがわかる」と思える深刻な事例も多々あります。

 

このような深刻なケースの場合、多くの方が「子供が成人するまで」と我慢を重ね、子供が成人したことをきっかけに離婚を切り出すことが殆どです。

 

特に女性の場合、子供がいると「母親」を優先し、全うしようとします。
「母親」であることへの責任感が子供の成長により一段落すると、「母親」からある程度解放されるわけです。

 

家庭の中で母親役の場面が少なくなると、「妻」としての自分がメインになります。
それまで夫に対して我慢に我慢を重ねてきた女性にとっては、妻としての意味が見いだせず、その立場を放棄したくなるのではないでしょうか。

 

一方、深刻なケースとは違って、傍から見ていると「そんなことで離婚?」と思うような理由で熟年離婚をする方もいます。

 

話だけを聞いていると、些細な愚痴にしか聞こえないような内容ですが、本人はいたって本気で離婚を決意してしまいます。

 

このようなケースの場合、恐らく理由を聞かれるから夫への愚痴が原因として語られるのであって、本当のところは違う理由があるのかもしれません。
言葉ではうまく表現できないけれど、「自由になりたい」ということ。
自由になるということは、妻という立場、母親としての立場から解放されて自分自身になりたいということ。

 

こんなケースの離婚の場合、男性からみたらいくら妻の話を聞いても理解出来ないかもしれませんね。

 

熟年離婚で子供が巣立った後、妻としての意味が見いだせず女性から離婚を切り出されるケースには、ある特徴があります。
それは夫である男性のタイプが似ているのです。

 

それは「妻に母親役を求めている男性」です。
一般的に妻である女性は、夫の生活の世話をします。
成長するまで身の回りの世話をしてくれた母親とは少し違います。
家計を任され遣り繰りしながら食事や洗濯、掃除、子育て…家庭の中の仕事はキリがありません。
働いている女性なら、一人で全てをこなすのは中々大変だと思います。

 

熟年離婚を切り出される男性の多くが、妻から世話を焼かれることが夫として当然であり、特別なことでもなんでもなく、そこに何の感謝も持っていません。
例えば妻が病気になった時には、言葉では「ゆっくりしなさい」と言いつつ、妻は仕事を休むことは出来ません。そんな些細なことに気が付いたとしても見てみないフリをします。

 

しかし、自分が病気になった時には、病気を前面に出して妻の世話を求めます。
このような夫の姿勢を見続けていると、女性は「穏やかな老後」をイメージできないのではないでしょうか。

 

常に夫の世話に追われ、挙句は介護に追われ、それでも当たり前。
万が一自分に何かあっても世話してくれるという信頼もない。
これでは「一人で自由に生きていきたい」と思ってしまうのも理解ができます。

 

本来、結婚して夫婦になるということは家族になるということ。
しかし、家族になったら全てを相手に寄りかかって依存していいということではありません。
自分が出来ることは自分でする。
当たり前の大人としての自立が出来ている者同士だから「お互い様」も「感謝」の気持ちも湧くのです。

 

妻に母親を求めて依存している男性は、何をどう尽し、世話しても「当然」と言わんばかり。

 

「自由になりたい」と自由を求め熟年離婚する方は、夫への不満が原因なのではなく、「世話役」から解放されたいのかもしれません。
そして、恐らくその方の夫婦関係では夫の妻である前に、母親でないと成り立たない関係だったのではないでしょうか。

 

長い年月共に暮らした夫婦だからこそ、絆が深まることもあれば、溝が深まることもあります。
どちらもイザという時にならないと気が付かないのかもしれませんね。

 

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